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保育士からIT企業へ転職したと話すと、「どうやって面接を突破したの?」と聞かれることがよくあります。ここでは、私が実際に意識していた“戦略”をまとめてみます。あくまで私の場合ですが、同じように未経験からITを目指す人のヒントになれば嬉しいです。
私がどんな道のりを経てIT業界にたどり着いたのかは、こちらの本編にまとめていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
1.言わなくていいことは言わない
私は当時、心身のバランスを崩して適応障害の診断を受けていましたが、面接ではあえて触れませんでした。もちろん、体調面で配慮が必要な人は伝えた方が良い場合もあります。
ただ、私の場合は「前職の環境が合わなかっただけで、環境が合えば前向きに努力できる」と判断し、あえて言わない選択をしました。
大切なのは、“伝えるべきこと”と“伝えなくてもいいこと”を分けることだと思います。
2.転職理由はポジティブに
面接で一番気をつけていたのは、転職にネガティブな要素を持ち込まないことでした。
正直に言えば、私の本音は「人間関係がしんどかった」「業務内容が合わなかった」というものでした。でも、面接官がその理由を聞いて採用したいと思うか?と考えると、答えはどうしてもNOになります。
「嫌になったらすぐ辞める人なのかな」
「うちに入ってもまた同じ理由で辞めるかもしれない」
そう思われてしまうのは当然だと思いました。だから私は、嘘でもいいから前向きな理由で貫き通すと決めました。
実際に面接では、
– 保育の現場でITの必要性を感じた
– ITの力でより良い環境づくりに関わりたい
– そのために、早いうちから情報分野の基礎を身につけたい
という“未来に向けた理由”だけを話していました。適応障害になったことを言わなかったのも、ネガティブさを見せたくなかったからです。
本当はしんどいこともたくさんあったし、辞めるまでの半年は正直ボロボロでしたが、面接は“過去のつらさを語る場所”ではなく、“これからどうしたいかを語る場所”だと割り切って臨んでいました。「この会社で頑張りたい」という気持ちを、言葉と表情でしっかり伝えることを意識していたと思います。
3.IT分野への意欲を示す
未経験の私を採用したいと思ってもらうには、ただ「興味があります」と言うだけでは弱いと感じていました。そこで、学生時代に取得したITパスポートをアピールポイントとして使うことにしました。
ITパスポート自体は情報業界ではそこまで難しい資格ではありませんが、「資格を取るために行動した」という事実が、興味の“証拠”として伝わりやすいと思ったからです。
面接では、背伸びしすぎない範囲で自分がやっていることを素直に話していました。
– 現在は基本情報技術者試験の勉強をしています
– 趣味で簡単なWebサイトを作っています
– 分からないことは多いけれど、調べながら学ぶのが楽しいです
このくらいの“等身大のアピール”が、私にはちょうどよかったように思います。
ただ、最初の頃は少しでも良く見せたくて「プログラムを組んでいます」と言ってしまったことがありました。すると、面接官から専門的な質問が次々と飛んできて、全く答えられず撃沈…。初心者の私は深掘りに耐えられず、「この程度か」と思われてしまったのが表情で分かってしまい、かなり落ち込みました。
その経験から、私は専門用語を無理に使わないと決めました。
Webサイト制作について聞かれたときも、「初心者向けの制作アプリを使っています。ただ、いずれは自分でコードを書けるようになりたいので、勉強しながら取り組んでいます」と正直に話すようにしました。
すると、面接官の反応も柔らかくなり、深掘りされても答えられる範囲で話せるので、変に詰められることも減りました。
未経験だからこそ、できること・できないことを正直に伝えつつ、学ぶ意欲をしっかり見せる。私の場合は、このバランスが一番うまくいったように感じています。
4.魅力的な自分を演じる
最終的に2社から内定をいただけましたが、その裏では書類選考でいくつも落とされ、面接で手応えがあった企業から不採用の連絡が届くことも何度もありました。メールを開くたびに胸がぎゅっと縮むような気持ちになり、「またダメだったか…」と落ち込む日も多かったです。
それでも、転職活動で一番大事だと感じたのは、「自分は魅力的な人間だ」と相手に思ってもらうことでした。
なぜなら、新卒6か月・IT未経験の私を採用したいと思ってもらうには、どこかに“惹かれるポイント”が必要だと感じていたからです。
そのため、面接のときはとにかく前向きな姿勢を崩さず、かつ謙虚で学ぶ意欲の高い人を“演じる”ようにしていました。
– 「うちで働いてほしい」
– 「未経験だけど、伸びしろがありそう」
そう思ってもらえるように、表情や声のトーン、姿勢まで意識していました。
もちろん、不採用になるたびに、家では落ち込んでしまう自分もいます。
でも、面接の場ではその気持ちを持ち込まないようにしていました。むしろ、「今回は縁がなかっただけ」「落とすなんて見る目がないですね」くらいの気持ちで切り替えた方が、表情が明るくなり、受け答えも自然にできたように思います。
転職活動中は、自信が揺らぐ瞬間が何度もありましたが、面接の場では“自信のある自分”をしっかり演じることが、結果的に良い方向に働いたと感じています。
最後に
未経験からのIT転職は、正直なところ不安だらけでした。
それでも、少しずつ前に進めたのは、「自分にできることを一つずつ積み重ねよう」と思えたからだと思います。
どれも特別なテクニックではありませんが、今振り返ると、私にとっては合否を分けるものになっていたと思います。未経験でも採用したいと思ってもらえるかどうかは、スキルよりも“人としての印象”が大きいのだと実感しました。
転職活動はどうしても心が揺れるものですが、最後に選ばれるのは「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる人だと思います。だからこそ、自分の軸をぶらさず、前向きな姿勢を保つことが何より大切でした。
あのときの経験があったから、今の私がいます。
これから挑戦する人にも、少しでもこの体験が励みになれば嬉しいです。
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